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永遠のゼロ

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夏になると
終戦記念日があるせいか
店頭に戦争を物語る本が並ぶように思います。

これも、そんな中からふと手に取った本

永遠の0ゼロ

    百田尚樹

物語は、自分達のルーツを探る・・・
神風特攻隊員として亡くなったおじいさんを孫の二人が調査するところから始まります。

おばあさんは再婚後、戦争で亡くなったおじいさんの話は一切せず亡くなりました。
お母さんも再婚相手のおじいさんを本当のお父さんのように慕って育ちました。
孫達もおじいさんが大好きで・・・おばあさんは、再婚したおじいさんを心から愛してる
と思っていました。

そんな中
おばあさんが亡くなった後にお母さんが呟いたのは

私の本当のお父さんってどんな人なんだろう。。。

一度も会ったこのない本当のお父さん。
孫達はお母さんのために、おじいさんのことを調べ始めます。

戦争で生き残り、おじいさんを知る人達に一人ずつ会いに行く
臆病者と呼ぶもの・・・
優秀な零戦のパイロット・・・
おじいさんに助けられたと言う人・・・

少しずつわかるおじいさんの本当の姿。

それと同時に戦争の恐さ、闘う人達の心の中が見えてきます。

フィクションではありながら、零戦の戦地の状況がかなり詳しく書かれており
闘う以外はどうしようもなかった日本の姿が悔しくもあり・・・切なくも思えます。

でも、そんな苦しい戦争という状況にあっても
ここに出てくるおじいさんのように

日本に残る妻と子供を思い
絶対に生きて帰る

という強い思いを保ち続ける

死と隣り合わせの毎日の中で
「生 」というものに執着する。
その強さに心打たれました。

そして・・・この本はラストがすばらしかったです。

おばあさん、亡くなったおじいさん、再婚相手のおじいさん
お母さん・・・そして孫達。
みんなが愛し、愛されてる
戦争をテーマとした物語の中に
温かい‘家族 ’の愛を感じました・・・。

オススメです。



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コメント

戦争に・・・昔から過敏に反応してしまう自分がいます。自分と同じ年頃に愛する人を残して戦場へ行かなければならない境遇。無惨な光景、戦友の死、死の恐怖・・・。先人たちのツライ思いを無駄にしてはいけないし、2度と同じ過ちをおかしてはいけない。だからこそ、戦争映画やドキュメントは出来る限り目を背けないようにしています。
ボクの母方の祖父も戦争で死に再婚しているので、本当の祖父を知りません。
職場の奥さん姉妹も、戦争のお陰で2人の父親は別の人です。
いまだにそういう影響は残っているもので・・・是非、読んでみたい一冊ですね。

投稿: あつむら | 2009年9月 7日 (月) 06時26分

★ あつむらくん

戦争という中に身を投じていた人達は
あまりの極限状態で、人間らしさを失っていたのでは?と想像していたのですが
生き残った人達の手記や、この本の中には
私達と変わらず、友を作り、家族を思う気持ちがあった
ということに救われる気がします。

この本、私だけでなく書評も良いみたいなので
是非読んでみてください!

投稿: SAKURA-MOCHI | 2009年9月 8日 (火) 20時59分

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