おとなの小論文教室
山田ズーニー
言葉を使って何かを伝える。表現する。
そのために、何を伝えたいのか、表現したいのか考える。
でもその方法が分からない、と思う人は多いのではないでしょうか。
・・・でも、実は‘考える ’ということを面倒に思っている人、多いはず。
私もそうでした・・・というより、今でもそうです。
でも、一人の生活から結婚して二人の生活になった途端
Why ? What? How?
を迫られる機会が増えました。
その度に、自分がいかに何も考えていないのかということに気付かされることがあります。
なんで、伝えなければならないのか、表現しなければならないのか
この本を読んで感じたことは
‘自分 ’であるため。自分が自分でいる、ために。
ということ。
本の中に出ていた養老孟子の言葉
「天才を測るモノサシは脳の中ではなく、われわれの社会の中にある」
一人でいても・・・天才は評価されない。
天才と認めるのは、自分ではなく、まわりの人々だ。
という意味だと思います。
それと同じで、
自分がどういう人間であるのか
どう生きたいのか
それって、一人では成り立たないような気がします。
周りの人と接することで、他人とは違う自分(個性 )に気付き
自分に何ができるのか知る事ができる。
自分がどうしたいのか見えてくる。
そのために
伝える、表現する
ということが必要なのではないでしょうか。
伝える、表現する
ということは
生きる
ということと同じかもしれません。
私はきっと、昔より「私 」を意識するようになり
「私 」になれたような気がします。
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コメント
お久しぶり!!なんだか最近調子が悪くてPCに向かう元気がなかったんで、コメントも入れれず・・・。
でも、日記は楽しみに読ませてもらってましたよヽ(´▽`)/
今回の日記も家内と(絶対に理系とは思えない文章だよね^^。こんな文章なかなか書けないっ)って言いながら読ませてもらってました(笑)
投稿: あつむら | 2009年10月19日 (月) 04時37分
★ あつむらくん
いつもコメントありがとう!
奥さんと一緒に見ているなんて・・・照れますね。笑
でも、文章を上手に書く=伝える力
だと思うので、これは理系も文系も同じぐらい大切なことなんだよね。
学生のころは、それに気付かず・・・自分の研究を伝えることを怠っていたような気がします。
私も最初の頃の日記の記事は、ただ文字をつらねていただけでしたが
最近は、敢えて「表現する」ことを意識している時もあります。
全く意識していなくて、文法的におかしいことも多々ありますが・・・
これは仕事ではないので、その辺は許してください。笑
投稿: SAKURA-MOCHI | 2009年10月20日 (火) 18時23分