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食堂かたつむり

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久々に、記憶に残る本に出会いました。

食堂かたつむり
    小川 糸

単行本になったので早速読んでみました。
これ、映画化されるんですね。

表紙の絵の雰囲気
物語の始まりの書き出しから
映画‘かもめ食堂’ みたいなお話なんだろうなあ、と思いながら読んでいました。

恋人を失い、声が出なくなった主人公は、故郷で‘食堂かたつむり’開店。
食堂に訪れる個性的なお客達。
大嫌いな母親との距離。。。

文章はとても読みやすくて
絵本のようなイメージ。
読んでいると、物語の挿絵が色づいて頭の中に浮かんでくる。

小説家って、言葉だけで読み手の頭の中に絵本を作らせちゃうんですね。
そういう、文章の書き方ができるってすごい!って思う。

軽〜い気持ちで、ほんわかと読み進めていったら・・・
ラスト1/3でいきなりびっくりな展開。
ええ〜〜〜!!っていうことをやってくれます。

かわいそう・・・残酷・・・なのではなく
残されるものへの愛情
家族への思いが伝わってくる‘あること’。

目の前から誰かがいなくなった時に
大切であることに気づく・・・
でも、気づいたからこそ、また他の誰かに何かを伝えることができる

そんなことを感じました。

小説に出てくる人たちが皆、悲しみを抱えているのに、

不幸なわけではなく、幸せに思えるお話です。

私は電車の中で、泣きそうになったので
家で読むことをオススメします。

原作を読んでしまったので、映画を見ることは無いだろうなあ。

 

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