SAKURA-MOCHIの本棚

食堂かたつむり

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久々に、記憶に残る本に出会いました。

食堂かたつむり
    小川 糸

単行本になったので早速読んでみました。
これ、映画化されるんですね。

表紙の絵の雰囲気
物語の始まりの書き出しから
映画‘かもめ食堂’ みたいなお話なんだろうなあ、と思いながら読んでいました。

恋人を失い、声が出なくなった主人公は、故郷で‘食堂かたつむり’開店。
食堂に訪れる個性的なお客達。
大嫌いな母親との距離。。。

文章はとても読みやすくて
絵本のようなイメージ。
読んでいると、物語の挿絵が色づいて頭の中に浮かんでくる。

小説家って、言葉だけで読み手の頭の中に絵本を作らせちゃうんですね。
そういう、文章の書き方ができるってすごい!って思う。

軽〜い気持ちで、ほんわかと読み進めていったら・・・
ラスト1/3でいきなりびっくりな展開。
ええ〜〜〜!!っていうことをやってくれます。

かわいそう・・・残酷・・・なのではなく
残されるものへの愛情
家族への思いが伝わってくる‘あること’。

目の前から誰かがいなくなった時に
大切であることに気づく・・・
でも、気づいたからこそ、また他の誰かに何かを伝えることができる

そんなことを感じました。

小説に出てくる人たちが皆、悲しみを抱えているのに、

不幸なわけではなく、幸せに思えるお話です。

私は電車の中で、泣きそうになったので
家で読むことをオススメします。

原作を読んでしまったので、映画を見ることは無いだろうなあ。

 

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若き友人たちへ

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若き友人たちへ
     筑紫哲也

皆さんもよくご存知な
癌で亡くなったジャーナリスト筑紫哲也さん

彼が生前に早稲田大学で講義したお話を掲載しています。




この本でのメッセージは

‘ルーツを考えてみよう’

ということなのではないでしょうか。

日本人ってどんな国民なのか。
日本人が作った日本ってどういう国なのか。
これまで日本人が経験してきた歴史、時間・・・
そういったものから
日本が日本になったルーツを考えてみる。
日本人にとって幸せになれる未来の日本について考えてみる。

そして日本という国で生きる自分のルーツを振り返ってみるのも
良いのかもしれません。

今の自分ができるまで
どれだけの人に会って、学んで、経験して、考えてきたか。
まずは、自分のルーツを知ることが
これから自分がどう生きたいかということを考えるきっかけになる
自分の未来がみえてくる

この本を読んでそう思いました。

本のあとがきにかえて
筑紫さんの死後に出てきた高校生の頃の作文が載せられています。

ただ、思うがままに、高校生までの自分について書かれています。
そこにジャーナリストとしての彼のルーツがあるように思いました。

ルーツを探ることで
未来のアウトラインが見えてくる

私も時間をみつけて考えてみたいと思います。


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ゼロの焦点

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しばらく読書熱が冷めていたので

久々に読んだ小説は柔らかめのこの本

映画化されたものにはずれはない、という

安易な理由で選びました。笑

ゼロの焦点

     松本清張

結婚して一緒に暮らす日々も浅いうちに

失踪してしまった夫 それを探す妻

テンポよく進む展開で、行き帰りの電車の中であっという間に読んでしまいましたが・・・

なんでしょう。。。やっぱりこういうミステリー小説?っていうものは

読み終わった後に何も残らず。。。笑

なんだかなあ、って気がしてしまいます。

ただ、この本の前に、太宰治の短編集を読みかけていたのですが

あまりにも重すぎて、一冊読み切れませんでした。

太宰のお話は、短編を1つずつ時々読む、という方がいいですね。

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月の裏側

月の裏側

月の裏側   恩田 陸


普段、ミステリー小説っぽいのはあまり読まないのですが・・・

なんとなくタイトルに惹かれて。

これ、SF映画っぽい。行き帰りの電車の中、お昼休みの時間
と一気に読んでしまいました。

たぶん、台風が訪れる前とか
じと〜っとした蒸し暑い梅雨の季節に読んだら
背中がゾクゾクする恐さ、増します。

雨の降る夜に読んでください、
という宣伝文句、付けて欲しかったなあ。。。笑

内容は話しませんが

本読むの苦手!という人でもサラリと読めて
しかもちょっと考えさせられる本。

雨の日、外に出かけるの面倒だなあ、って思った日に

是非読んでみてください!!

世の中全ての人

根本的な意識が1つのものであったら・・・

1つに統一されたら

世の中の無駄な争いとかは消えて無くなるのかもしれません。


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プーさんが本をよく買う人なので(主にビジネス書、実用書)
出先で本屋に立ち寄る回数が多い。
おそらく、二人で一番出没する場所No.1は本屋。

そんな中で、良い本屋さん、悪い本屋さん、というものがあることに気付きました。

ここで言う良い本屋というのは、買う気にさせてくれる本屋。

もちろん、大型書店で本の種類が多いのは魅力的ですが

販売面積が例え小さくても、本の並べ方、見せ方、宣伝の仕方で
十分に‘良い本屋 ’と言えるお店はあります。

意外と、駅構内の本屋さんに良い本屋があります。

JR上野駅内の本屋さんもその1つ。

ちなみに、家の近くのショッピングモール内の本屋は、‘ダメな本屋 ’
まあ、ファミリー層が多い地域なので仕方無いのでしょうけど
狭い売り場面積の半分は子供向け。

しかも、同じ小説が並んでいても、どうしてもここだと買う気が起きず。

‘見せ方 ’って重要だなあ、と
本屋を巡っていると感じます。

 


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38歳までにしておくべきこと

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働く女!38歳までにしておくべきこと

 有川 真由美

内容は題名通りなのですが・・・

著者の経験も踏まえて、
38歳までにしておくといいよ!
そして、こんな40代を送ろうね

というメッセージが詰まってます。

著者が独身の女性なので
家庭を持ちながら働く女性の人にとっては

いやいや・・・ここまでは無理でしょ

と思う部分もあるかもしれませんが

この手の本は、全て丸呑みするのではなく
本の内容の中から、自分の心に響いた部分だけ
上手くピックアップすることが大事だと思う。
そういう意味では、

考え方、物事に対する対応の仕方、心構えなどなど・・・
たくさん例が出ているので読みやすい。

私がこの中で一番印象に残っているのは
一番最初に書かれていた著者のことば。

‘女の人に必要なのは強さではなく、しなやかさ’

私は20代後半のころ、いろいろな意味でもっと強い自分になりたい!と思って
ガムシャラだったような気がします。

でも、何事にもくじけない、負けない自分というよりは
起きた出来事にうまく対応する‘しなやかさ’というのは必要
流されるのではなく・・・ね。
そこにはやっぱり‘自分の頭で考える’ということが大事だと思うけど。

何かを諦めないことが強さではなく
時としては、何かを捨てることも必要で
でも、それが次の何かにつながれば・・・
そうなれるよう、一歩前に進むことが大事なのかなあ、と
今では思うようになりました。

昔の自分・・・は、いろいろと無駄なこともたくさんしてきた気がしますが、
まあ、それはそれで良かったかな、と。

ちなみに、こちらの本の男性版!?
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あたりまえだけどできない33歳からのルール

この本は、だいぶ前に、プーさんが読んでいたのを借りて読みました。
男性目線の本ですが、
女性でもフム。。。と思うことは幾つかありましたよ。

私は一番興味深く読んだ項目‘結婚生活’についての部分に

‘奥さんの問題を解決するな’

というのがあり・・・
まさに、そうそうと思いました。

女性が求めていることと、男性がすることの食い違いなのでしょうけど。笑

気になる方は、読んでみてください。


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おとなの小論文教室

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おとなの小論文教室

  山田ズーニー


ほぼ日刊イトイ新聞で連載されたコラム集 です。

言葉を使って何かを伝える。表現する。
そのために、何を伝えたいのか、表現したいのか考える。

でもその方法が分からない、と思う人は多いのではないでしょうか。

・・・でも、実は‘考える ’ということを面倒に思っている人、多いはず。
私もそうでした・・・というより、今でもそうです。

でも、一人の生活から結婚して二人の生活になった途端

Why ?  What?  How?

を迫られる機会が増えました。
その度に、自分がいかに何も考えていないのかということに気付かされることがあります。

なんで、伝えなければならないのか、表現しなければならないのか

この本を読んで感じたことは

‘自分 ’であるため。自分が自分でいる、ために。

ということ。

本の中に出ていた養老孟子の言葉
「天才を測るモノサシは脳の中ではなく、われわれの社会の中にある」

一人でいても・・・天才は評価されない。
天才と認めるのは、自分ではなく、まわりの人々だ。

という意味だと思います。

それと同じで、

自分がどういう人間であるのか
どう生きたいのか

それって、一人では成り立たないような気がします。

周りの人と接することで、他人とは違う自分(個性 )に気付き
自分に何ができるのか知る事ができる。
自分がどうしたいのか見えてくる。

そのために
伝える、表現する
ということが必要なのではないでしょうか。

伝える、表現する
ということは
生きる
ということと同じかもしれません。


私はきっと、昔より「私 」を意識するようになり

「私 」になれたような気がします。


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白洲次郎

51pm2qb4btl_sl500_aa240_白洲次郎 占領を背負った男

          北 康利

テレビドラマ 「官僚たちの夏 」を見ている影響もあって
戦後の日本がどういうふうに復興していったのか

ちょっと気になります。

白洲次郎

政治家ではありませんが、
日本国憲法設立の際に、日本が日本であるために
全力を尽くし

戦後の首相、吉田茂の下でGHQと真っ向からぶつかって
日本を植民地ではなく、独立した国となるよう働きかけた


この頃の日本は、戦争で全てがなくなった国なのに
戦後復興のための強いエネルギーを感じます。

あきらめず、新しい日本を作っていく。
より良い国づくり、そして、世界でも誇れる国へと変わっていく・・・

そのためには、大勢の人達の努力があったでしょう

日本にもこんな時代があったのだなあ、
と私自身経験したことのない日本の姿を、この本で感じることができました。

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個人的に、この本と合わせて読んでもらいたいのが

父 吉田 茂

   麻生和子

同じ時代のお話ですが、
白洲次郎の立場から見た日本

そして首相であった吉田 茂が見ていた日本
娘の和子さんの立場から書かれていますが

それぞれ違った国づくりの様子が伺えます。






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永遠のゼロ

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夏になると
終戦記念日があるせいか
店頭に戦争を物語る本が並ぶように思います。

これも、そんな中からふと手に取った本

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    百田尚樹

物語は、自分達のルーツを探る・・・
神風特攻隊員として亡くなったおじいさんを孫の二人が調査するところから始まります。

おばあさんは再婚後、戦争で亡くなったおじいさんの話は一切せず亡くなりました。
お母さんも再婚相手のおじいさんを本当のお父さんのように慕って育ちました。
孫達もおじいさんが大好きで・・・おばあさんは、再婚したおじいさんを心から愛してる
と思っていました。

そんな中
おばあさんが亡くなった後にお母さんが呟いたのは

私の本当のお父さんってどんな人なんだろう。。。

一度も会ったこのない本当のお父さん。
孫達はお母さんのために、おじいさんのことを調べ始めます。

戦争で生き残り、おじいさんを知る人達に一人ずつ会いに行く
臆病者と呼ぶもの・・・
優秀な零戦のパイロット・・・
おじいさんに助けられたと言う人・・・

少しずつわかるおじいさんの本当の姿。

それと同時に戦争の恐さ、闘う人達の心の中が見えてきます。

フィクションではありながら、零戦の戦地の状況がかなり詳しく書かれており
闘う以外はどうしようもなかった日本の姿が悔しくもあり・・・切なくも思えます。

でも、そんな苦しい戦争という状況にあっても
ここに出てくるおじいさんのように

日本に残る妻と子供を思い
絶対に生きて帰る

という強い思いを保ち続ける

死と隣り合わせの毎日の中で
「生 」というものに執着する。
その強さに心打たれました。

そして・・・この本はラストがすばらしかったです。

おばあさん、亡くなったおじいさん、再婚相手のおじいさん
お母さん・・・そして孫達。
みんなが愛し、愛されてる
戦争をテーマとした物語の中に
温かい‘家族 ’の愛を感じました・・・。

オススメです。



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星野リゾートの事件簿

Htbookcoverimage 星野リゾートの事件簿

私たちが挙式を挙げた軽井沢ブレストン・コート

両親達が宿泊した星のや 軽井沢

は星野リゾートが経営している施設です。

この本を読むと、先代から老舗旅館を引き継いだ現社長が何を一番大事に思って、今の星野リゾートを作ってきたかが分かります。

星野リゾートの宿泊施設って、決してお値打ちではありません。家族で行くには、なかなかのお値段です。

軽井沢の施設も駅から離れていて便利、というわけではありません。

それでも、もう一度泊まりに来よう!って思わせるものがあると思います(少なくとも私にはありました)

星のやができたばかりの時は、昔の口コミなどを見ると、サービスが行きとどかない点も多々あったようですが、私たちが宿泊したときは、とても良いサービスができていました。

軽井沢から始まった星野リゾートは、今では全国各地の経営不振となったリゾート施設を再生させているようです。

お客様が喜ぶことをしよう!

結果として現れる「お客様の笑顔」が重要なだけでなく、スタッフがそれを見るために何ができるかを自分達で考える

その仮定を大事にしていることが、星野リゾートの成功の秘密なのかな、と思いました。

この本を読んで、軽井沢以外の星野リゾートにもいつか宿泊してみたいと思いました。

北海道のトマムリゾート、熱海の蓬莱、伊東のアンジン、八ヶ岳のリゾナーレなどなど・・・。

この本を見る前から、雑誌の特集やリゾートウェディングの本で見て素敵なところだなあ、と思っていた場所が意外にも星野リゾートばかり、というのも驚きでした。

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うち飲み女子の友

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うち飲み女子の友

実は・・・このレシピ本の発売に
私もちょっとだけ協力させていただきました!

お家で少ない材料、行程でできる簡単なおつまみ。


 

実は・・・この本、
不定期で通っている料理教室の先生が出した本なのです!
生徒さんからも何かレシピをいただきたい、とのことで

私のレシピも一品、採用していただきました!


まだ私は実物を見ていないのですが
もう店頭に並んでいるそうです!

先生から本を届けていただけるそうなので
楽しみです♪


うち飲み・・・
一人暮らしの時は私も一人でくいっと一杯!なんて日もありましたが
最近は外飲みもうち飲みも・・・ほとんどしてません。笑

すぐ気持ち悪くなってしまうんですよねえ。。。( ┰_┰)


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